額に紅で書かれる字
お宮参りのときに、赤ちゃんの額に「犬」の文字、
男児なら「大」、女児ならば「小」と書くという風習があります。
本来「アヤツコ」と呼ばれており、元は二つの線が斜めに交わる形状の事で、
かまどの墨や、鍋墨で「×」のしるしを付けていました。
アヤツコとは異なった世界が交差することを意味する「×」で、それが転じて魔よけとみなされるようになったと考えられています。
魔よけのおまじない「×」の印が「犬」や「大」の文字に変わり、「大」の対になる
「小」が生まれたということではないでしょうか。
そして、鍋墨では汚いということで紅が用いられるようになりました。
大昔の古事記でも額に「犬」と書いたとあるそうです。
このおまじない「アヤツコ」は千数百年の歴史を持つ風習です。
ただ赤ちゃんは、じっとしてくれません。
その額に書くのですから、なかなか上手く書けません。
踊ったような文字も、赤ちゃんの成長祈願とお宮参りのいい思い出になるでしょうね。
是非、されてみてはいかがでしょうか。
思い起こせば、この「×」子供の頃に指で「バリア」なんてしませんでしたか?
実は、ちゃんと意味があったのですね